利息制限法を理解する

借金問題を解決する前提として、債務者(つまり、借金をしている人)の強い味方になってくれる法律を2つ紹介しましょう。

その1つが利息制限法です。
聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。それくらい有名な法律です。この法律は、その名の通り、お金を借りた場合に発生する利息の上限を定めた法律です。利息というのは、お金を貸してくれた人に対して払う報酬みたいなものです。

例えば、年率20%の利息を設定して借りた100万円を1年後に返す場合には、120万円のお金を払わなければいけません。この120万円のうち20万円が利息となります。さて、利息制限法による規制を具体的に説明します。

この法律によると10万円未満の借金の場合に、利息は年20%が上限となります。
借金の額が10万円以上100万円未満の場合には、利息は年18%が上限となります。

さらに、借金の額が100万円以上になりますと、利息は年15%が上限となります。この割合を超える利息は払う必要はないし、既に払ってしまった利息は返してもらえます。従って、債務者にとっては非常にありがたい法律となっております。 



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